私は幼い頃からピアノを習っていましたが、どうしても上達せず、「自分は音楽に向いていない」と諦めかけていました。
ですが、中学生の時にある先生に出会い、音楽の楽しさを教えてもらいました。
それ以来、毎日練習に打ち込み、高校生の時には音楽のコンクールで賞を受賞するまでに成長しました。
そして、大学受験にあたっては音大に合格することができたのです。
「自分はピアノに向いていない子」と落ち込んだ時も諦めず、自分に必要な環境や指導者に出会うことができたことが、私のピアノ人生を変えたのだと思います。
ピアノが上手く弾けない子は素質がない？
ピアノは美しい音色を奏でることができる素晴らしい楽器です。
ですが、全ての子供にとってピアノが向いているわけではありません。
中にはピアノが上手く弾けない子もいます。
ピアノを習っても上達することができず、やる気を失ってしまうと、ピアノを続けることが苦痛なものになってしまいます。
好きでもないピアノを続けていると、子供の精神的な負担が増えてしまう可能性があります。
ですが、ピアノが上手く弾けないからといって、必ずしも素質がないわけではありません。
ピアノが苦手なのはあなたの子供だけじゃない！
もしあなたの子供がピアノが苦手で、他の子たちはみんな上手く弾けているように見えると、「自分に子供に才能がないのか、努力が足りないのか」と悩んでしまうかもしれません。
ですが、実は子供だけではなく、多くの人がピアノに苦手意識を持っています。
それには理由があります。
まず、ピアノは他の楽器に比べて奏法が複雑です。
指が覚えきれない、楽譜が読めないという人も多いでしょう。
また、ピアノは練習に時間がかかり、独学では限界があるため、レッスンを受けることが必要です。
ですが、レッスンに通うとなると費用がかかることも悩みの一つかもしれません。
あなたの子供だけでなく多くの人がピアノに苦手意識を持っていることを知ることで、努力不足や才能のなさではなく、普通のことであることを理解し、気持ちを楽にすることができます。
次に、ピアノに苦手意識を持っている理由を考え、その解決法を試していくことでピアノが苦手な人でも克服することができるでしょう。
例えば、ピアノの先生との相性が悪い場合。
他のピアノ教室を探して新しい先生の元でレッスンを受けることで、苦手だったピアノが楽しくなるのは珍しくありません。
楽譜を読む練習や、楽器のメンテナンスなど、子供ができることを見つけて取り組んでいきましょう。
少しずつ上達していくことで、苦手意識を克服することができます。
子供のやる気が出るピアノ練習方法4つ
ピアノに向いていないと思っている子供にとって、練習は苦痛でしかありません。
ですが、やる気を引き出す練習方法を取り入れることで、ピアノを楽しむことができるようになります。
子供のやる気が出るピアノ練習方法は次の4つ。
- 定期的な演奏会を企画する
- 伴奏を演奏する
- 好きな曲を選ぶ
- ピアノの先生に練習方法を相談する
それではひとつずつ見ていきましょう。
定期的な演奏会を企画する
ピアノを練習する目的を明確にするため、定期的な演奏会を企画します。
家族や友人を招待して自分の成果を披露することで、子供のやる気がアップします。
伴奏を演奏する
練習が苦手な子供には、伴奏を演奏することでやる気を引き出すことができます。
歌手や他の楽器の演奏者と一緒に演奏することで、ピアノの楽しさを共有することができます。
好きな曲を選ぶ
ピアノを練習する上で好きな曲を選ぶことは非常に重要です。
子供が好きな曲を演奏することで、練習時間が増えるだけでなく、やる気もアップします。
ピアノの先生に練習方法を相談する
もし子供がピアノの苦手意識が強いなら、今通っているピアノ教室の先生に相談することが大切です。
練習方法やモチベーションアップの方法をアドバイスしてもらうことで、練習が楽しくなります。
それでも子供のやる気が戻らない場合は、ピアノの先生を変えることも検討しましょう。
子供に合った先生が見つかるかも？おすすめのピアノ教室・教本
ピアノに向いていないと思っていた子供でも、やる気が出る練習法を取り入れることで、ピアノを楽しく練習することができます。
もし、今のピアノの先生に相談しても変わらないのであれば、新しいピアノ教室で体験レッスンを受けてみることをおすすめします。
子供と相性のいい指導者が見つかれば、前向きに練習できるようになりますからね。
椿音楽教室
ジャズ系に弱い、スタジオが都心に集まっているというのがデメリットですが、クラシック系に強く、東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・京都・兵庫・奈良に住んでいる場合はおすすめ。
近くに音楽教室がない場合でもオンラインレッスンで受講できます。
講師陣は音楽の専門教育を受けた、演奏・指導のプロが在籍。
担任制だからこそ、あなたが目指す所に最短距離で到達できるよう、最善を尽くしてくれます。
担当講師を決まるまでは何度でも無料で体験レッスンを受けられます。
椿音楽教室の口コミ・評判はこちらの記事で詳しく紹介しています。
シアーミュージック
担任制ではないところがデメリットですが、いろんな講師を選べるので相性がいい講師を選ぶことができるのがメリット。（毎回違う視点で見てもらうことも可能）
レッスンの時間や曜日が固定ではないので都合のいい時間を選んで受講できます。
また日本全国にある校舎は毎回選べるので、「仕事や学校がある時は帰り道の近くで」、「休日は自宅近くで」という学び方もできます。
「外に出かけにくい」という場合はオンラインレッスンも可能。
シアーミュージックの口コミ・評判はこちらの記事で詳しく紹介しています。
30日でマスターするピアノ教本
ピアノ（電子ピアノ）やキーボードを用意する必要があるのはデメリットですが、ピアノ教室に通わなくても自宅の練習で上達できるのがメリット。
大人のための初心者用ピアノレッスンとして作られているので、初心者でも楽しくドレミから学べる内容になっています。
現役ピアノ講師の海野真理先生が企画から執筆、制作に携わった初心者のためのピアノ教材。
「楽譜が読めない」「ピアノを触ったこともない」という場合でも理解できる内容なので安心して始められます。
先生の手の動かし方が分かる動画を繰り返し見ることで、ゆっくりマイペースで続けられるのが人気の理由。
ピアノを嫌いな子でも楽しめる音楽体験の方法とは？
ピアノが苦手な子供は、音楽の魔法に囲まれることができないでしょうか？
もちろん、ピアノ以外の楽器を学ぶこともできますが、音楽のルーツを知ることができるピアノは、音楽的な能力を向上させる上で非常に重要です。
そこで、ピアノを嫌いな子供でも音楽の楽しみを体験できるいくつかの方法を紹介します。
- 子供の好きな曲をピアノで演奏する
- ピアノの練習時間を短くしてみる
- ピアノ以外の音楽活動に触れる
それではひとつずつ詳しく見ていきましょう。
子供の好きな曲をピアノで演奏する
まずは、子供の好きな曲をピアノで演奏することから始めましょう。
楽譜を用いずに耳コピで楽曲を弾いていく方法です。
子供は自分が弾いた音楽をすぐに楽しむことができます。
また、ピアノに限らず、音楽を好きなように演奏することも大切です。
簡単なメロディーを弾いたり、リズムを打ち鳴らしたりして、自分自身で音楽を作り出していくことができます。
ピアノの練習時間を短くしてみる
さらに、ピアノの練習時間を短くしてみることも効果的です。
長時間の練習は子供にとってストレスになることがあります。
そのため、10分程度の練習時間を取ってみましょう。
短い時間でも集中的に練習することで、ストレスを軽くして楽しく練習を継続することができます。
ピアノ以外の音楽活動に触れる
最後に、ピアノ以外の音楽活動にも取り組んでみましょう。
歌うこと、ダンスをすること、楽器を演奏することなど、さまざまな音楽的な活動を通じて音楽に触れる機会を増やしていきましょう。
子供は音楽に対する興味を深め、ピアノを含めたさまざまな楽器にもチャレンジすることができます。
以上の方法を実践することで、ピアノを嫌いな子供でも音楽の楽しみを体験することができるようになります。
ぜひ、子供に音楽の素晴らしさを伝えるために、これらの方法を取り入れてみてください。
ピアノに向いていない子を見極めるにはどうすればいい？
ピアノに向いていない子というと、運動神経が鈍い、音感がない、集中力がないなどの理由で挫折してしまう場合があります。
ですが、これらの要素だけで判断するのは危険です。
実際には、練習方法やピアノ講師の指導力、環境など、さまざまな要因が影響します。
そこで、ピアノに向いていない子を見極めるためには、以下の点に注目してみてください。
- ピアノを続ける意欲
- 基礎的な音楽的能力
- ピアノ講師との相性
それではひとつずつ見ていきましょう。
ピアノを続ける意欲
まずは、ピアノを続ける意欲があるかどうかを見てみましょう。
熱心に取り組み、成果が出た時に喜びを感じるかどうか、自ら進んで練習する姿勢があるかどうかが重要なポイントです。
基礎的な音楽的能力
次に、基礎的な音楽的能力が十分にあるかどうかを確認してください。
音符やリズムの読み書きができるだけでなく、音程や音色の違いを聞き分けられる力が必要です。
ピアノ講師との相性
最後に、練習方法やピアノ講師の指導力、環境など、他の要因が考慮に入っているかどうかを確認してください。
続ける意欲や音楽的能力があるにもかかわらず、環境やピアノ講師の指導力に問題がある場合は、無理に続けても成果が出ない可能性があります。
以上の点を踏まえ、ピアノに向いていない子を見極めることができるでしょう。
ただし、見極めたからといって諦める必要はありません。
練習方法の見直しやピアノ講師を変えることで改善する可能性があるからです。
【Q&A】ピアノが向いていないかも？と感じた時の疑問
ここでは「ピアノが向いていないかも？」と感じた時の疑問について、いくつかピックアップして回答します。
ピアノが向いていない子の特徴は何ですか？
回答： ピアノが向いていない子は、
- 音楽に対する興味がない
- 継続的な練習が嫌い
- リズム感がない
- 指の運動能力が低い
などの特徴があります。
ピアノが向いていない子でも音楽を楽しむ方法はありますか？
回答：はい、あります。
楽器を演奏することが音楽を楽しむ唯一の方法ではありません。
例えば、音楽を聴くこと、歌うこと、ダンスすることなど、子供が楽しめることを見つけましょう。
私の子供は初めてピアノを始めましたが向いていないかも？
回答：まずは子供の現状を尊重し、ピアノを続けたいかどうかを話し合いましょう。
もしピアノを続けることになった場合は、練習の仕方や練習時間の管理など、子供が楽しく続けられる環境を用意してあげることが大切です。
自分がピアノに向いていないかどうかを知る方法はありますか？
回答：自分がピアノに向いているかどうかを知るためには、まずはピアノを始めてみることが大切です。
初めて演奏する場合は、自分がどう感じるか、楽しいかどうかを自己評価することができます。
また、ピアノが楽しいと感じさせてくれる指導者と出会えることもあなたの人生に大きな影響を与えます。
子供のピアノの先生から「向いていない」と言われました
回答：先生から向いていないと言われた場合でも、子供自身がピアノを続けたいと思っている場合は続けましょう。
子供がピアノを弾きたい場合は「向いていない」と言われた先生から離れて、別のピアノ教室を探すことをおすすめします。
また、継続的な練習が必要なピアノ演奏において、指の運動能力が低いなどの課題がある場合は、個別に対策を考える必要があります。
⇒子供に合った先生が見つかるかも？おすすめのピアノ教室・教本
